会長挨拶 Greetings

会長

第29回日本形成外科手術手技学会
会長 上村 哲司
(佐賀大学医学部形成外科)

 2024年3月2日(土)に、第29回日本形成外科手術手技学会をホテルグランデはがくれ(佐賀市)にて開催させて頂きますこと、会員の皆様には心より感謝申し上げます。 佐賀県で形成外科の全国学会を開催するのは初めてのことであり、身の引き締まる思いです。

 日本形成外科手術手技学会は、1995年に形成外科内視鏡手術研究会として始まり、1996 年にその第1回目の研究会が開催されています。その後2001年に形成外科内視鏡・手術手技研究会に名称が変更され、2011年から日本形成外科手術手技学会となり、発展してきました。元来は、名称にあるごとく形成外科領域の内視鏡手術を進める集会でしたが、その過程で内視鏡という名称が消え、現在に至っています。一方、他の外科系診療科は、低侵襲である内視鏡手術をすすめ、ロボット手術手技へと進化してきています。

 今回の日本形成外科手術手技学会のテーマは、「【挑戦】 映像とアートで伝える手技」です。今回で1996年から数えて、第29回目の学術集会となります。本学会の特別講演として、佐賀大学医学部一般消化器外科の能城浩和先生に、外科領域の内視鏡手術の進化系であるロボット手術について、そして私の臨床研修医時代の恩師である奥津一郎先生に、整形外科領域の内視鏡手術の進化ついての講演を賜り、われわれ形成外科が、内視鏡・低侵襲手術を再考する企画としました。また、私が形成外科医として行ってきた7つの領域の形成外科手技に関して、動画を用いた教育講演「トリセツ」を、その分野の第一人者である7人の形成外科医に講演していただきます。 映像とアートをテーマにメディカルアートの実践講習や、私の趣味である生花を用いたおもてなしコーナーも用意しましたので、お立ち寄りください。

 佐賀県では、2月中旬から3月末にかけて各酒蔵で酒蔵開きが行われています。また同時期には、佐賀市内の随所で佐賀鍋島藩の歴史的なひな祭りの展示が行われていますので、学会の前後で楽しんで頂ければと思います。

 映像とアートと手技をキーワードに、さまざまな討論が交わされる学術集会を目指しています。現地の本学術集会がより有意義なものとなりますよう、海の幸、山の幸に恵まれた街;佐賀でのご参加を心よりお待ち申し上げております。

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